監禁殺害事件から考察するマインドコントロールの恐ろしさと、その善用
監禁事件から考察するマインドコントロールの恐ろしさとその善用
マインドコントロールや洗脳と言われると怖いというイメージを持つ方が大勢だと思います。
過去の歴史を遡ってみればそれは明らかです。
しかしマインドコントロールは悪用された時にしか世間に知れ渡らないのも実態です。
どういうことかというと、正しいマインドコントロールの使い道があるということです。
ここでは、その正しいマインドコントロールの使い方をご紹介しようと思います。
もう一度言いますがこれから書くことは善用のための記事です。悪用厳禁でお願いします。
物事を知る時はメリットとデメリットを知ることが大切
物事を学ぶときにはそのことに関するメリットとデメリットを把握することが大切です。
ドラッグを使用するのと同じですね。
まずはマインドコントロールが作り出してきた負の歴史について紹介します。
負の歴史を理解してその善用を考えるということです。第二次世界大戦後の日本と同じですね。
これができればマインドコントロールは凄い威力を発揮します。マーケティングから対人まで様々です。
北九州監禁殺害事件
日本史上稀に見る凶悪犯罪が発覚したのは2002年。北九州で7人が監禁殺害されました。
事件の核は松永死刑囚と緒方受刑者。
金に困った2人が目をつけたのはマンションの仲介人だった知人男性。
松永死刑囚は偽名を使って一流メーカーで働く優秀なエンジニアを演じ、投資話を持ちかけた。それに男性は取り込まれた。
松永死刑囚は、男性の妻に対する不満などを聞いては煽り、別居させ、過去に犯した悪事などを書面にするなどして弱みを握った。男性は当時8歳の娘を連れ、彼らと共同生活をはじめるようになる。この娘は17歳になり逃走するまで、9年間を2人と過ごすこととなる。
しかし、同居が始まると、松永死刑囚と緒方受刑者は、男性の行動に難癖をつけては“通電”などの暴力を始めた。体をペンチでつねる、殴る、剣道のそんきょの姿勢や長時間の起立。食事はラードを乗せた白米のみで、浴室に閉じ込め、真冬に冷水のシャワー、睡眠時間の制限などありとあらゆる虐待を加えた。
虐待を続けられた男性は次第に衰弱し、共同生活をはじめて1年4か月後、1996年に死亡した。享年34歳だった。
松永死刑囚は緒方受刑者に、遺体をバラバラに解体させ、刻んで捨てさせた。
この行為について松永死刑囚は「私は解体の構成に関わり、プロデュースしました。設計士がビルを建てるのと同じですよ。私の解体方法はオリジナルです。魚料理の本を読み、応用し、佃煮をつくる要領でやりました」と語っている。
また、独自のルールを決め、家族全員をマインドコントロール下に置いていった。
そのルールとは、松永死刑囚が指示するときだけとれる1日1回の食事。水も松永死刑囚が許したときだけ、緒方受刑者が準備して飲むことができた。ご飯の内容は炊事がいらないという理由から、ほとんど食パンか菓子パン。そんきょの姿勢で食器を使わせず、7〜8分以内に食べられなかったら“通電”や殴る蹴るの制裁が加えられた。
排泄や睡眠も松永死刑囚が支配し、自由な行動や会話は許されず、一日中無言のまま足がむくむほど立たされたこともあったという。
もちろん知人や仕事先などとの連絡は一切断たせた。また、家族一人一人に「ランク付け」をして、その時々によってランク付けを変えることで、お互いに敵対心を生まれさせた。
その結果この残酷な事件が生まれた。
具体的なマインドコントロールの方法
これらがあります。
これは学校教育、予備校、軍隊とあらゆる場面で善用されています。
例えばこうです。
学校教育の場合は原則生徒は放課後まで学校を出られない(外部からの孤立)
先生の言うことに従えば良いという(依存と恐怖)
体育の授業や部活での運動(運動教育)
悪いことをした時の徹底的な名指し批判(自己批判と名指し)
などです。
これは特定の集団をトンネルの中に入れ外部からの遮断しゴールに向けて走らせるマインドコントロールです。
しかしこれはある意味マインドコントロールの善用であり、誰も批判はしませんし悪いことはありません。
これらの話から善用を考える
これらの話からマインドコントロールの善用を考えるのは皆さんです。
この手法は様々な場面で応用が可能です。
人のメンタルを強くすることも可能ですし、対人関係をうまくすることも可能です。
しかしすべてのものには使い方があるようにマインドコントロールも使い方があります。
悪用しないことが大切です。
今回のブログが良いなと思っていただけたら嬉しいです。