エウロパに生命が存在するかもしれないという話
木星の衛星のエウロパは生命が存在しているかもしれないと言われています。これまでは太陽系で生命が存在できるのは、地球のみと考えられてきました。
なぜなら、太陽系のハビタブルゾーン(生命移住可能地域)と考えられるのが、唯一地球だけだったから。火星は太陽の放射が弱すぎ、金星は太陽の放射が強すぎだからです。
このため、生命が存在するには恒星からの距離と関係すると考えられるのが一般的でした。
ここで考えられる疑問はなぜ木星の衛星であるエウロパに生命が存在する可能性があるのかです。
理由はこうです。エウロパは大地の下に氷があり、それが液体を覆っています。そのためそこで有害な放射線が遮断されます。これは地球でいうオゾン層と同じ。
シカゴのイリノイ大学の物理学者のAndrew Dombardは氷のしたの生命を確認するためにプローブを開発しました。
今エウロパの地下水を調査しようという計画が進められています。