アストロノマド

宇宙・科学と心理・思考

意外と知らない地球外生命体の話

太陽系で生命がいそうな場所をまとめてみた。

なんだかんだでいそうだけどいない地球外生命。人類が調査した星の数も少ないのですが、その中で可能性があるものを紹介します。

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太陽系ではこれらが有力

  1. 火星
  2. エンケラドス
  3. エウロパ
  4. タイタン

 

太陽系でも4つですから他の恒星とその惑星、衛星を含めれば大量のハビタブルゾーン内の星を見つけることができます。今回は太陽系のみに絞って記事を書きます。

 

火星

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大気のほとんどが二酸化炭素で構成される星です。先日、火星に水の存在が確認されたので生命がいる可能性は十分ありえます。しかし、火星人と呼ばれるような知的生命体の存在の可能性は低いでしょう。

火星はまだローバーによって探査された場所が数カ所です。考えてみてください。たった数カ所の探査でその星のこと全てがわかりますか?地球であれば無理でしょう。ですから、火星にはまだまだ解明されていない謎がたくさんあるはずです。

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米国雑誌Scienceの記事↓

https://search.sciencemag.org/?searchTerm=mars%20%20water&order=newest&limit=textFields&pageSize=10&&

 

エンケラドス

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エンケラドスは土星の第二衛星です。エンケラドスには間欠泉があり、宇宙空間に向けて海水を噴き上げています。海水には水、塩、シリカ(二酸化ケイ素)、炭素を含む単純な化合物など興味深い物質が含まれていて、その多くは生命の素材です。2005年にNASA土星探査機カッシーニはエンケラドスの何曲地域から氷のジェットが噴出しているのを発見しました。その成分には複雑な分子が発見され生命の排出物ではないかという説もあります。

 

エウロパ

エウロパについては書くことが多かったので別記事にまとめました。↓

https://kandkblog.hatenablog.com/entry/2018/12/26/102533

 

タイタン

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タイタンは土星の第6惑星で、濃い大気と雲が特徴です。表面の気圧は地球よりも1.5倍であり、大気のほとんどは窒素となっています。これは、タイタンの重力が大きいために、その重力で窒素分子を引き止めているからと考えられています。タイタンの大気は97%が窒素ですが、後の2%メタンです。タイタンでは「液体メタン」の雨が降っていて、メタン・エタンの川・湖があることがカッシーニ探査によって確認されています。さらに、タイタンは地形や気象が地球に似ていると言われています。太陽からの距離が遠すぎるため水は存在しませんが、メタン・エタンの川や湖が水の代用になって生命がいるかもしれないという説があります。メタンの雨なんて想像できませんね。

 

まとめ

太陽系にも生命の存在が有力な星は意外とあるんです。いつか発見できるといいですね。