人間は要望を消費で抑えている
人間の欲望は止まらない
人間の欲望は止まりません。次から次へと新しいものを手にしようとします。
利便性は突き詰められ、それにかかるコストは年々増えて行きます。
もしもあなたがBMWに乗っていることを想像してみてください、あるいは高級ブランドの時計、ライカのカメラ、新型iPhone、どれも人間が欲しいと思うものです。
人間の欲望は消費によって抑えられています。
ではなぜ人間は新しく便利なものに目がないのか?
それについて考えます。
人間は変化を好む
人間は変化を好みます。そう言う習性があるのです。だから、新しいもの好きなのはおかしなことではありません。
変化することは人の心にストレスを与えます。
ここから言えることは、脳は変化を好み、心は変化を拒むということです。
とても矛盾していますね。
これはファッションの流行とも共通していると思います。
人間はみんなと同じで服を着たくないけれど、流行の服を着たいと思います。
実に矛盾です。このことに関しては今後別記事にしたいと思いますので、深くは書きません。
人間の欲望の代償は大きい
人間の欲望の代償は物凄く大きいです。
その例としてフェアトレードの問題があります。
以前アメリカは衣類の97パーセントを自国で作っていました。
しかし、需要が高まると外注を始めます。
外注をすれば価格を抑えられることに気づき、外注による価格競争が起こります。
現在のアメリカは80パーセント近くの衣類を外注して生産しています。
その多くがバングラデシュをはじめとする低賃金で労働者を雇うことができる国々です。
そこでは、先進国ではあり得ないような時間仕事をさせられ低賃金しか貰えないといった問題が生じています。
人間は利便性の追求を止めることはないだろう。
今後人間が利便性の追求を止めることはないでしょう。
また、欲しいという感情がなくなることもないでしょう。
次から次へと新しいものを作り続け、環境を壊し、弱い立場の人間を利用し続けます。
利用されている側は利用されていることに気づきません。
だからこそ今私たちの消費を見直してみる必要があると思います。